台風接近に備えて必ずやるべきハザードマップの確認!!2020秋最新まとめ【シブ5時】

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近年、台風による被害が大きくなる傾向にあります。
実際に昨年も日本全国で甚大な被害をもたらしていますし、命を守る行動を取らなければならない状況が多々発生しています。
緊急時に取るべき判断と身を守る行動ができるよう、ハザードマップを確認しておくことが大切ですね。
NHKのシブ5時で放送された内容とまとめてお伝えします(2020年9月1日)

台風の備えは必須!日本に接近する台風は変化している⁈

毎年やってくる台風ですが、ここ近年は被害が大きくなってきていると感じます。
実際にはどうなんでしょう?
日本に接近する台風を比較
1980年~1999年2000年~2019年を比較してわかること
  1. 太平洋側の通過が増加している 東京1.5倍
  2. より強い台風が増えた
  3. 台風の速度が遅く、長くとどまる
なぜ変化してきたのでしょう?
様々な検証がありますが、その中でも大きく影響しているとされるのは以下の2つ。
太平洋高気圧の配置→以前よりも日本に近いところを通過
海水温の上昇→大雨が降りやすくなる
こういった状況から、台風が大型化し被害が大きくなっているのです。
これは今後も続くと考えられています。
なので、これまで台風被害を受けることが少なかった地域も、それに備える必要があります!

ハザードマップ確認の重要性

ひとたび台風が近づいてきたら、避けることはできません。
そうなった時に慌てることがないように、今自分が暮らしている場所にどんな危険性があってどこへ避難するのか知っておきましょう。
それができるのが「ハザードマップ」なのです。
実際に、今年7月に発生した熊本での浸水は
ハザードマップに記された浸水想定区域とかなり一致していたとのことです。
まず、ハザードマップで居住地の危険性を把握しておきましょう。
それによって緊急時にとるべき行動は変わってきます。

最新情報「水害ハザードマップ」は不動産取引の説明義務に追加

大規模水災害が頻発していることから、水害リスクは不動産取引で契約締結など意思決定をする際の重要な要素になっています。
それをふまえて、不動産取引では水害リスクについての説明が義務化されました。(2020年7月17日公布、8月28日施行)
このことからも、水害リスクの把握がどれだけ大切なことかわかります。
ただ、この説明は新たな取引が対象なので、現在の居住地については自分で確認が必要です。

ハザードマップは常に確認するべき!

ハザードマップは1回見たからそれで安心というものではありません。
地域によっては、避難するべき方向を矢印で示したり、どんどん新しい情報追加されていっています。
なので、ハザードマップは常に確認しておくことをおすすめします。

手元にハザードマップが無い場合

ハザードマップはこちらで確認できます
◎役場の防災課
◎自治体のHP
NHK シブ5時」で、NHKでもハザードマップが確認できるサイトを紹介していました。
◎NHKあなたの天気防災サイト
◎NHKニュース防災サイト

ハザードマップは万能とはいいきれない⁈

様々なリスクを把握できるハザードマップですが、この情報が全てではありません
大きな河川からあふれる水には対応していますが、内水氾濫にはまだ反映されていないところが多いのです。
国土交通省のデータから
内水ハザードマップが整備されている自治体
過去に浸水被害がでている484市区町村のうち360。(平成30年国土交通省調べ)
まだハザードマップに反映されていないところがあります。
それから、ハザードマップには全ての河川の情報があるわけではなく、反映されていない空白の河川もあるのです。
全国にある大きな河川はマップに反映→2,100の大河川
全国の中小河川は、19,000のうち一部のみしか反映されていない
(準備は進められているがまだ一部のみ)
昨年の台風19号では、決壊した67河川のうち43は中小の河川だったとのこと。
なので、自分の住む近くの小さな川の情報は、ハザードマップに反映されていない可能性があるのです。
今現在、マップに色がついていないから安心とはいいきれません
どうなんだろうと少しでも不安があれば、自治体に確認しておくのが良いです。
その際に、避難場所も含めて確認することをオススメします。
コロナ過で、避難所が変更されていたり新しい避難所が設けられる場合もあります。
更新された情報を知るよう、常に確認が大切です。

災害発生当日、ハザードマップは見られない⁈

台風19号上陸時、SNSなどでは
ハザードマップ、回線が落ちて見られない!
アクセス殺到しているのか見られない
といったツイートが多く見受けられました。
実際に、11都県107の市町村で閲覧しにくくなったとういう状況になり
目黒区では掲載HPへのアクセスが通常時の90倍にもなったそうです。
これでは繋がりにくくなってしまいますよね。
ハザードマップが見たいときに見られない可能性があるということです。
紙のハザードマップを手元においておきましょう

ハザードマップ プラスアルファを!

ハザードマップを確認して最新情報を知ることが大前提ですが、それにプラスアルファすることで、更に災害への対応力がついてきます。
  • ハザードマップは災害の前に紙で最新版を見ておく
  • 歩いて地形や歴史を知ってマイハザードマップを肉付け

居住地の土地の利用や歴史をチェック

現在住んでいる場所が、昔どのように利用されていたか知ることも大切です。
災害社会学が専門 東京大学関谷直也准教授おすすめツールがあります。
チエック≫今昔マップ on the web
古地図で土地の利用状況や歴史をチェックすることができます。

新しい地図記号で「自然災害伝承碑」を確認!

新しい地図記号に、自然災害伝承碑という記号があります。
これは、過去に起きた津波、洪水、火山災害、土砂災害等の自然災害の情報を伝える石碑やモニュメントを表しています。
石碑に刻まれた碑分には、その当時の状況が記されていることも多く、過去からの貴重なメッセージです。
この各地に残る災害碑を示した地図が国土交通省国土地理院のHPで見られます。
こちらで確認できます。

まとめ

ハザードマップの確認についてNHKのシブ5時で放送された内容をまとめてお伝えしました。
必要な情報を正しく知って、事前に備えをしておくことで
緊急時の優先順位やするべき行動がみえてくるものなんですよね。
災害に備えて、「その時がきたら」ではなく「いますぐ」やるべきことをやっておきましょう。
ハザードマップはネットで確認できますので、PCやスマホで今すぐ見ることが出来ます。
万が一に備えて身を守る行動をしていきましょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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