女性特有の生理の悩み、日本でもここ最近ようやく一般的に広がってきたFemTech(フェムテック)!
まだ耳慣れない言葉ですが、女性の健康課題をテクノロジーで解決する商品開発が進んでいます。
2020年9月4日のNHK シブ5時では、フェムテックで女性の生理の悩みを解決する「ナプキンいらずの生理ショーツ」について特集されました。
番組の中で紹介されていた内容をまとめてお伝えします。
FemTech(フェムテック)とは?
FemTech(フェムテック)というのは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語なのです!
女性が抱える様々な健康課題をテクノロジーで解決できる商品や製品、サービス全般のことを指しています。
フェムテックは2000年頃から欧米を中心に広まっていて、女性の社会進出が広がったことがこの開発が広がった理由と言われています。女性特有のつらさを技術的なことで緩和していこうというのがスタートなのです。
その市場規模は、2008年から2018年の10年の間に、25億円から437億円へと約17倍に急成長しています。それだけ多くの女性に必要とされているということですね。
ナプキンいらず⁈生理ショーツの進化
2020年、日本で生理の悩みを解決する生理ショーツが誕生しました。
開発したのは東京渋谷区の企業「株式会社Bé-A(ベア)Japan」です。(代表は 山本未奈子さんと高橋くみさん)社員30人全て女性の「Girls be ambitious. 望めば変わる。人生も、世界も。」がコンセプトの会社です。
チエック≫株式会社Bé-A(ベア)Japan のHPはこちら
ナプキン不要の漏れない生理ショーツ開発まで
女性特有の悩み…トイレに行くタイミングを逃してナプキンを替えられなかったり、長時間座っていたらイスにシミがついてしまったり、漏れてるんじゃないかと気になって集中できなかったり、、、
代表の山本さんも仕事が多忙を極め、その生理ストレスを解消できたらと考えていたところへ、高橋さんが吸収型ショーツの存在を教えてくれたそうです。そこから海外製のショーツをいくつも試してみたけれど、満足のいくものではなく、それなら「自分たちで作ってみよう」がはじまりだったそうです。
山陰地方の高齢者向けの尿漏れパンツを製造する小さな縫製工場に依頼することになったのですが、尿漏れパンツとは比較にならないほど給水能力が必要でハードルが高く難しいと断られてしまいます。それでも何度何度も女性の生活を支えたいと思いを伝え、この開発が実現することになりました。約2年の歳月をかけて試着と試作を重ね完成へと漕ぎつけた製品なのです。
そして、2020年6月1日にスタートしたクラウドファンディングは、わずか1ヶ月で目標額の100万円を大幅に超え、集まった資金は1億円を超え、支援者は9000人以上となりました。
超吸収型生理ショーツ 『ベア シグネチャーショーツ』
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— be_a.japan (@beajapan1) August 11, 2020
- MADE IN JAPAN
- 日本の技術力で業界ナンバーワンレベルの吸水力!
- 性質が異なる5枚の布を組み合わせた独自の5層構造はお尻まで広くカバー
- 一般的なタンポン12本相当の約120mlの液体を吸収
- ナプキンを使用せず1日を快適に過ごせる仕様
ベア シグネチャーショーツ
¥6,900+税
カラー | ブラック |
サイズ | S-M ヒップ 82㎝〜95㎝(7〜9号)
M-L ヒップ 87㎝〜100㎝(9〜11号) L-LL ヒップ 92㎝〜105㎝(11〜13号) |
素材 | 本体
ポリエステル90%、コットン10% クロッチ ポリエステル100% ウエスト部分 ナイロン 85%、 ポリウレタン 15% |
<洗い方>
1.水がきれいになるまでもみ洗い
2.他の洗濯ものと一緒に洗濯機で水洗い
3.干して乾かす(乾燥機はさける)
※手洗いだけでもOK
フェムテック商品が日本で手に取って見られる「New Stand Tokyo」
7月にオープンした店舗は日本初上陸。フェムテック商品を実際に手に取って触れてみることができます。おりものの分泌物を測定して妊娠しやすいタイミングを知ることができる妊活商品や、アプリと併用して尿漏れ対策できる器具や、妊娠、更年期など世界各国から集められたフェムテックグッズが揃っています。
チエック≫New Stand Tokyo HP
New Stand Tokyo
東京都港区六本木7丁目2番8号WHEREVER1F
11:00~19:00
※営業時間は変更の可能性がありますのでHPでご確認下さい。
まとめ
NHK シブ5時で特集された、フェムテックとナプキンいらずのショーツについてお伝えしました。
女性の活躍の場が増えると同時に、女性特有の悩みと向き合いながら健康管理していかなければいけない悩みもでてきました。そんな中で必然的にフェムテックが求められるようになったんだと感じます。
多かれ少なかれ感じている女性特有の悩みによるストレスを解消することで、これからの生き方だったり暮らし方の選択肢を広げる大きなきっかけになるでしょう。
そういった悩みから解放されることで、女性がもっと活躍できるような社会を作っていけたらいいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。