冬場は厚手の衣類が多くなる季節。気温も下がって日照時間も短くなるので洗濯物も乾きにくくて何かと手がかかります。
こんな季節だからこそ、汚れがドンドン落ちて洗濯が楽しくなるテクニックが知りたいですよね。
2020年10月24日サタデープラスでは、正しい洗濯を広める活動をしている洗濯のプロ “洗濯ブラザーズの茂木康之さん” が、洗濯の神テクニックを教えてくれました。
衣類を臭わずキレイに洗濯する神テクニックと、お気に入りの衣類を長持ちさせるポイントをまとめてお伝えします。
部屋干し臭の原因⁈やってはいけないことはコレ!
“洗濯ブラザーズの茂木康之さん” は、横浜でクリーニング店「リブレ ヨコハマ」経営、洗濯に関する著書も出版されている、洗濯のプロ!
その茂木さんが、洗濯の神テクニック実践前に、特に気になる部屋干し臭の原因について、洗濯でやってはいけないことを教えてくれました。
日照時間が短い時期は洗濯物を外に干さない!
部屋干し臭が気になるのに、洗濯物を外に干してはいけない⁈
、、、ちょっと驚いてしまいますが、
気温が下がり、日照時間が短くなる冬期間だからこそ気を付けたいことなんです。
基本的に洗濯物は、洗濯してから5時間以内に乾燥させてあげないと部屋干し臭に繋がってしまいます。
これは、長時間衣類が湿ったままだと臭いの原因菌が増えてしまうからなんです。
部屋干しで生乾きの臭いが出やすいのも、乾燥までに時間がかかってしまうことが多いためです。
それでは、部屋干しで5時間以内に乾燥させるにはどうしたらいいのでしょう?
その方法は、
濡れている洗濯物を干した時、水分は重力で下へいきます。
乾燥した空気も上にあるので、洗濯物の上部は早く乾き、下の部分は乾きにくくなります。
乾きにくい下側にサーキュレーターの風を当てて、さらに除湿器を使うことで除湿効果が高まり乾燥が早くなります。
除湿器とサーキュレーターを使うことで洗濯物の乾きが早くなります。
さらに、狭い空間に干すのがオススメ(乾きが早い)
<洗濯ブラザーズ茂木さんからのアドバイス>
衣類は紫外線の影響をものすごく受けやすいので部屋干しを推奨。
紫外線は衣類の色褪せの原因になるので、大切な洋服は部屋干しがオススメだそう。
脱いだ衣類を洗濯機にためるのはNG⁈
脱いだ衣類をいつもどこに置いていますか?
どうせ洗濯機で洗うのだし、置いておくスペースもないからと洗濯機の中にためていませんか?
そうされている方も多いと思いますが、
もしそうだったら、今すぐやめて下さい!
なぜかというと、
洗濯物の臭いの原因は、モラクセラ菌という菌なんだそうです。
脱いだものをずっと洗濯機の中に入れた状態にすると、
そのモラクセラ菌が洗濯物の皮脂汚れと洗濯層の中の水分・洗剤の残りカスなどをエサにして驚くほど大繁殖してしまうのです。
これでは洗濯しても菌が落としきれず、臭ったままになってしまうからなんです。
脱いだ衣類は通気性の良い洗濯カゴに入れるようにし、モラクセラ菌の繁殖を抑えましょう!
一工夫で洗濯物が臭わずキレイ!洗濯の神テクニック3
洗濯ブラザーズ茂木さんが教えてくれた神テク ベスト3です。
神テク3 洗濯物は少なく水の量は多めに
1回に洗濯する洗濯物はどれぐらいですか?
正直、水も節約したいし、できるだけ洗濯回数を減らしたいですよね。
けれど、
衣類をキレイに洗うには、1度に洗う洗濯物の量に気を付けることが大事なんだそう!
特に、ドラム式洗濯機は洗濯物が多すぎると叩き洗いができず汚れがほとんど落ちない結果に。
洗濯のプロの茂木さんから見ると、家庭での洗濯の水の量は圧倒的に少ない!
これでは洗濯物はキレイにならないそう。
ドラム式洗濯機・・・洗濯物はドラムの半分以下に
タテ型の洗濯機・・・洗濯物を軽く押さえて、水が手首の上までくればOK
ほとんどの全自動洗濯機は節水モードになっているので、水量は自動ではなく、手動で高め(多め)に変更して洗いましょう。
節水も大事ですが、少なめの衣類をたっぷりの水で洗うことがキレイにする大切なポイントなんですね。
神テク2 ワイシャツの脱水はわずか1分で
ワイシャツのアイロンがけ、これがなかなか手間がかかります。
毎回クリーニングに出すとお金がかかるし、できればアイロン無しで着られたら嬉しいですよね。
それなら、ワイシャツの脱水を1分にしましょう!
全自動設定のままだと、4~5分になっていると思いますが、そこを1分に設定。
水の重みと重力でシワが伸びて、アイロンがけが不要になります。
ワイシャツを干すときのテクニック
ワイシャツは縫い目が縮むので、干すときに縫い目の部分を伸ばして縮みを防ぐ
神ワザ1 プレウオッシュスプレーでシミ対策万全
なかなか落ちにくい、食べこぼし等のシミ汚れを簡単に落とす神テクは、
プレウオッシュスプレーを使うこと!
食べこぼしなどが洋服についたらすぐに吹き付けて汚れを落とすのです。
そのために、プレウオッシュスプレーを常備しておいて、シミが付いたらすぐに吹きられるようにしましょう。
<プレウオッシュスプレーの作り方>
弱アルカリ性液体洗剤(通常の洗濯洗剤)と水道水を、1:1の割合で混ぜるだけ。
食べこぼしたらすぐに汚れにスプレーして、服の内側に手を入れ、汚れ面をブラシでトントンと叩くようにすればOKです。
ブラシで15分ほどたたいた後は、すぐに洗濯機で洗えばほとんどの汚れが落ちるそう!
このとき、生地が傷んでしまうのでこすったりしないように注意しましょう。
洗濯ブラザーズの書籍『間違いだらけの洗濯術』
画像出典:Amazon
これを実践して、年間10万円以上もクリーニング代が節約できたという人も!
これを機会に、洗濯方法を見直してみるのもいいですよね。
まとめ
サタデープラスで紹介された『洗濯の神テクニック』をまとめてお伝えしました。
毎日洗濯していて、わかったつもりでやってましたが、ちゃんと洗濯のプロに聞くと知らなかったことも多くて勉強になります!
洗濯する時もちょっとした一工夫で部屋干し臭が防げたり、お気に入りの衣類をキレイに長持ちさせられるんですよね。
これで冬場に気になる部屋干し臭も抑えることができそうです。出来ることから早速やってみたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。