きのこが美味しい季節になりました!旬のきのこを使った料理はとっても美味しいですよね。
きのこ料理をたっぷり食べたいのだけれど、おうちで作るのはパスタ・煮物・天ぷらなど、定番メニューになりがち。
2020年10月27日のZIP!特集では『きのこ最強レシピを探せ!』と題して、スペシャリストおすすめのきのこレシピを調査していました。
きのこ農家・きのこ専門店・きのこ料理研究家、それぞれのスペシャリスト達が教えてくれたきのこ最強レシピを、まとめお伝えします。
きのこ栽培農家の最強レシピは?きのこの旨味で調味料要らず!
きのこ生産量日本一の長野県で、きのこ栽培農家の方々が
きのこの旨味を生かした簡単レシピを紹介してくれました。
えのき農家直伝!えのきを使った最強レシピ
教えてくれたのは、長野県中野市のえのきだけ栽培農家 浅沼正勝さん。
えのきだけってどこまで食べられるのか悩んだことありませんか?
えのきの石づきは食べられないのでカットしないといけませんが、石づきのギリギリまでOKなんですって!
そこまで食べられるのかと驚きです。そして、今まで捨てちゃっててもったいないことしたなと反省…涙
どこまで食べられるかわかったところで、レシピの紹介です。
えのき農家直伝!えのきフライ
新食感「えのきフライ」
<材料>
えのき・お好み焼き粉・カット餅・卵・ネギ・パン粉
<作り方>
①ボウルにお好み焼き粉・溶き卵・カットしたネギ・短くカットしたえのきを入れ、しっかりかき混ぜる
②バットにパン粉を広げて、その上に一口大にした①をのせてカット餅を中に入れる
③バットの上で、丸めるようにパン粉をつけ、油で揚げる
お好みでソースをかけていただきます♪
えのきを細かく切ったことでうま味が出て、しっとりもちもちに!この食感は新しくて美味しい!
ぶなしめじ農家直伝!しめじを使った最強レシピ
教えてくれたのは、長野県のぶなしめじ農家 市村千佳子さん・沼田由美子さん。
きのこを調理するとき、どう洗ったらいいかちょっと悩みませんか?
ぶなしめじもえのきも、栽培時は衛生管理がしっかりしているので、水洗いはしなくてOK!水洗いしすぎるとうま味も落ちてしまうので、気になる人はさっと洗う程度で◎なんだそう。
今まで流水で洗って、水につけたりしてたな…うまみも飛んじゃってたんだね…涙
洗い方がわかったところで、レシピの紹介です。
ぶなしめじ農家直伝!しめじ納豆アボカド丼
ぶなしめじをおいしく食べる極意 さっと湯がくべし
シャキシャキとした食感とうま味が残る
簡単!しめじアボカド丼
<材料>
しめじ・納豆・アボカド・卵・シソの葉・白ごま・ご飯
<作り方>
①しめじをさっと湯がく
②納豆は付属のタレも入れて、粗熱をとった①と混ぜ合わせる
③ご飯の上に、カットしたアボカドと②を盛り付ける
④卵をのせ、刻んだシソの葉を添え、ゴマをふったらたら出来上がり卵を溶いていただきます。
味付けは納豆のタレだけなのに、しめじの食感とうまみに納豆のネバネバとシソの香りとが合わさって美味しさが詰め込まれています。
きのこ専門店プロフェッショナルの最強レシピは?
きのこ料理の全国大会「KINO-1グランプリ2015」で
グランプリ受賞したことのある、きのこ界隈では有名なお店「マッシュルームトーキョー」。
マッシュルームに特化した専門料理店で、そのメニューは、マッシュルームのカツ・マッシュルームのジェラート・マッシュルームのスープなど50種類以上!
その「マッシュルームトーキョー」の店長 桜井順一さんが最強レシピを紹介してくれました。
専門店直伝!マッシュルームの和食メニュー
マッシュルームといえば洋食のイメージが強いですが、桜井さんは簡単に家庭で楽しめるよう和食メニューのレシピを教えてくれました。
みそだけで美味しい!マッシュ汁
マッシュルームをおいしく食べる極意 軸は捨てるべからず
ついつい捨てがちだけれど、軸からとても良いダシが出る!
<材料>
マッシュルーム・豚肉・みそ・しょうが・こんにゃく・お好みの野菜
<作り方>
①マッシュルームは半分程度で大きめにカット、軸も捨てずに全部使う
②①を鍋に入れ、豚肉・好みの野菜としょうが・こんにゃくを一緒に炒める
③そこに水を入れ煮込み、火が通ったらみそを入れる
④さらに煮込んで出来上がり
みそ以外の調味料を使っていないのにダシが出ておいしい!
ゴロゴロ入っているマッシュルームがプリッとした食感で、洋食イメージだったマッシュルームがこんなに和食にマッチするなんて驚きです。
マッシュルームはうま味成分(グアニル酸など)を多く含むので良いダシが出るんですね。
プロの最強レシピはシイタケ嫌いの子どもも食べられる?
きのこの中でも、においや味が苦手という理由で、シイタケ嫌いになっているお子さんが多いようです。
そんなシイタケ嫌いの子どもも食べられるレシピを教えてくれたのは、きのこ料理に魅了され、長年きのこ料理のレシピを開発してきた きのこ料理研究家 服部津貴子さん。
きのこ料理だけで100種類以上のレシピを考案されています。
料理研究家直伝!シイタケの最強レシピ
プロのテクニックでしいたけ嫌いの子どもも食べられるよう、子どもが大好きなパイの中にシイタケを織り込んで焼くレシピをきのこ料理研究家の服部さんが紹介してくれました。
苦手克服!しいたけパイ包み
シイタケをおいしく食べる極意 苦手なら油分の多いもので包むべし
油分の多いパイシートや肉と一緒に焼くと、独特な香りが軽減される。
<材料>
シイタケ・卵・ささみ・塩こしょう・パイシート
<作り方>
①シイタケを4等分ぐらいの厚切りにする
②開いたささみを叩いて薄くのばす
③②にしいたけをのせ塩コショウをふる
④パイシートに卵黄を塗り、③を包む
⑤200℃のオーブンで8分程度焼いて出来上がり
外はサクサク、中はしっとり焼き上がった美味しいパイ包み。
しいたけは大きめにカットされているのでかなり存在感がありますが、実際にシイタケ嫌いの子ども達が食べると、「おいしい!」「しいたけ食べられそう」と言っていました。
しいたけ嫌いのお子さんも嫌がることなく食べられました!
まとめ
以上、ZIP特集で紹介された「スペシャリストおすすめ!きのこ最強レシピ」をまとめてみました。
きのこのスペシャリスト達が教えてくれたレシピは、いつもとは違う味を楽しめるメニューなのに、どれもこれも今日から作れる手軽で簡単にできるものばかり!
きのこの旨味を生かして、短時間で美味しくしあげられるなんて、さすがプロは違いますよね。
このレシピで旬のきのこをもっともっと美味しく楽しくいただきたいですね。
今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。